黄土漢方蒸し
黄土漢方蒸しの発祥
漢方蒸しの発祥は数百年以上も昔にまで遡ります。現代のような医学や技術が発達していない時代、出産後の肥立ちを良くするために、薬草を燻しその煙をあてて看護していたとされる、当時のお産婆さんの治療行為が漢方蒸しの発祥と言われています。薬草が持つ殺菌効果や造血活血、子宮の収縮や鎮痛等の作用を利用していたのでしょうが、それらの特性を大いに利用できていた先人の知恵と経験は素晴らしいものです。当時は、貧しい庶民は多い種類を組み合わせることや、上質な漢方生薬は使えず、一方で豊かな王族等は複数を使い分けて施していたというエピソードも。
黄土の特徴
漢方蒸しがよく知られている韓国においても、木で作られた座浴器(椅子)だったり、漢方を煎じるものがホーロー鍋のようなものを多く見かけます。当店で扱っているアスカ製品の最大の特徴は、座る座浴器と漢方を煎じるつぼが黄土100%の素焼きで作られているということです。黄土を通じて感じる漢方スチームと昇り立つやわらかい温度は、ふんわりと染み込むように体を包み、とても心地よい体感です。黄土は温められると遠赤外線を多く放射すると言われており、体に負担少なく深く温めてくれます。
こんな方にオススメ
- 冷え症、平熱が低い
- むくみやすい
- 筋肉の凝りをほぐしたい
- 生理をととのえたい、不調が気になる
- 乾燥肌、サメ肌にツヤと潤いがほしい
- 自律神経のバランスをととのえたい
- 代謝活動をサポートしたい
- デリケートゾーンのケアをしたい など
漢方蒸しに入る前に
- 漢方蒸しに入る数時間前から、水分をこまめに補給
- メイクやボディクリーム等は洗い流すか拭き取っておく
- 食事は前後1時間程度あけておく
- お部屋を暖めておく
漢方の選び方
美容用、婦人用、ダイエット用の3種の漢方パウダーからお選びください。気になるポイントで選んでも良いですし、お好きな香りで選んでも。
- 美容用:肌管理、体質管理、デトックス、冷え症、疲労回復
- 婦人用:生理婦人ケア、レディバランス
- ダイエット用:代謝促進、痩身ダイエット
漢方蒸しの入り方
黄土の座浴器は陶器ですから、気温の低い秋冬シーズンは冷たくなっていますので、入る前にはあらかじめ電熱器の温度をONにして温めておきましょう。(点けたまま忘れないように十分にご注意ください)座浴器を温めている間に、ケトルや電気ポット等でお湯を沸騰させておくとスムーズです。
1回の漢方蒸しに使用する漢方パウダーは約15gが適量です。びん容器に入っている付属のスプーンに山盛りで3杯ほどが目安となります。黄土つぼの底面に均一に敷き詰めるように入れ、沸騰したての熱湯を回し入れるように壺の5~6分目まで静かに注ぎ、電熱器の上に真っ直ぐ置いて、あとはマントに着替えたら準備完了です。
漢方蒸しのリラックスタイム
季節やお好みに応じて30~40分の黄土漢方蒸しリラックスタイム。体育座りやあぐら、浅めに座って背中に漢方スチームをあてたり、マントを頭まですっぽり被ってお顔や頭皮、髪の毛まで漢方スチームで潤いをいき渡らせるのもおすすめです。呼吸はゆっくりと口から細く長く吐き、鼻から肺いっぱいに染み渡るようにゆっくりと漢方スチームを取り込んで、漢方蒸しの恩恵を存分に取り込んでください。過度な発汗は必要ありません。体の声に耳を傾けて、ゆっくりと自分だけの時間を大切に過ごすことが、心が安らぎ体は温まり、効果を出す一番のポイントとなります。
後片付け
それぞれのアイテムの長持ちの秘訣は、後片付けを丁寧に行うことです。黄土つぼは熱が冷めるまで待ち、人肌程度に温度が下がったら、煎じた漢方液はトイレに流すか、お庭のたい肥としても活用いただけます。黄土つぼ、マントは洗剤等は一切使用せず、水(お湯)洗いのみで清潔にします。座浴器も水洗いできますが、移動時や床に置く際の衝撃には十分ご注意ください。また汗や水が落ちた電熱器は柔らかい布やコットン、ウェットティッシュなどで拭き取り、清潔を保ちましょう。異臭や電気ショートの予防になります。電熱器が水浸しのままで放置しますと故障の原因となります。数分の空焚きするなどして、水気を乾かして保管ください。
漢方蒸しの注意事項
- 生理中は無理せず足蒸し程度がおすすめです
- 妊娠中、妊娠の可能性があるときはお控えください
- 何らかの病気やケガの治療、通院、投薬等があるときはお控えください
- 体調不良時は無理をせず、ゆっくり休養を優先してください
- 過度の発汗はかえって負担となります。季節や体調によって程よい発汗で十分です